2007年10月2日火曜日

グラビアアイドル 小野真弓

『日テレジェニック』では既にグラビアで多くのファンを獲得していたアバンギャルドの小倉優子、2000年の『第25回ホリプロタレントスカウトキャラバン』グランプリの藤本綾、昨年秋からテレビドラマ『3年B組金八先生』にて上戸彩と共に生徒役で共演していたスターダストプロモーションの佐藤めぐみ、森本さやからが選出された。『テレ朝エンジェルアイ2002』は前年の反省からイエローキャブからMEGUMI、プラチナムプロダクションから伊織、ホリプロの木南晴夏(同年に第1回『ホリプロNEW STAR AUDITION~21世紀のリカちゃんはあなた!!~』グランプリ受賞)等グラビア大手の事務所から選出し、冠タイトルに見合う陣容を揃えた。

またこの時期、テレビ業界からグラビアに逆進出するという現象も見られた。サンミュージックブレーンの小野真弓が消費者金融『アコム』のテレビCM起用で注目され、「しょせんは金貸し」という一般的なイメージを払拭する反響を呼んだ勢いでグラビアにも参入。同時に特撮番組の『忍風戦隊ハリケンジャー』に出演した山本梓と長澤奈央がビジュアル面から人気となってグラビアに取り上げられた。今後これらの路線は多くのグラドルに引き継がれていくことになる。

2002年度は各人のその後の活躍振りを見ても、非常に質の高い素材が揃っていた年であったが、グラドルの大きな冠の1つである『フジテレビVQ』がフジテレビの自社アナウンサーのアイドル化現象(前年にデビューしたアヤパンこと高島彩の存在が大きい)による路線変更からこの年で廃止されている。さらにこの年よりタレント系芸能事務所がモータースポーツ界に参入し、自社所属新人タレントの顔見世を兼ねてレース場にレースクイーンとして派遣する事業が始まる。

プラチナムプロダクションからは全日本GT選手権(現:SUPER GT)のイメージガールとして若槻千夏、伊織、星野加奈、高杉さとみ(現:高杉さと美)が、アバンギャルドからはレースクイーンとして佐藤ゆりな、古谷沙織、田中かおり等が派遣された。この手法は直接的なコミュニケーションによってファンの支持を獲得しながらグラビア活動を本格化させて相乗効果を狙ったものであり、またアイドルファンが訪れることによってレースクイーンの知名度も大幅にアップするという波及効果も生み出しその中からグラビアアイドルに転進する者もそれまで異常に増えたことで一定の成功を収めている。

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